二人目不妊における男性側の原因

二人目の子どもがなかなか授からないことを二人目不妊、専門的には続発性不妊といいます。年々、二人目不妊は増えている傾向にあり、二人目不妊というお悩みでクリニックを受診される方も非常に多いようです。
二人目不妊の大きな原因と言われている「加齢による妊娠力の低下」は、ひと昔前まで“女性側の問題”として捉えられていました。しかし近年では、男性も女性と同じように加齢によって妊娠力が低下すると考えられています。

二人目不妊に“男性の加齢”が影響している場合も

しばしば男性芸能人が50歳、60歳といった高齢で子どもを授かったというニュースを見かけます。そのようなニュースによって何となく「男性はいくつになっても子どもを作ることができる」「若いうちから子作りの心配をしなくてもよい」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。しかし近年、男性不妊の研究や治療法の開発が重ねられてきた中で、男性も加齢によって精子の“妊娠させる力”が低下することがわかっており、二人目不妊の原因にもなり得ることが指摘されています。
もちろん二人目不妊において、加齢により女性の卵子の質が一人目の時より低下していることは大きな原因といえるでしょう。しかし、加齢の影響は女性だけではなく男性にも同じようにあって、男性も年齢が高くなるほど子どもを授かりにくくなるというのが近年の医学的見解です。

35歳以降、男性も妊娠力が低下する

男性は加齢に伴い、精子に備わっている「妊娠させる力」が低下するという研究データが報告されています。この妊娠させる力というのは精子の数や運動率ではなく、精子に備わっている「受精卵を刺激して胎児に成長させる力」のことで、そもそも個人差があり、元々高くない男性の場合は35歳を境に急激に低下してしまうことが分かっています。つまり、子どもを授かりにくい男性は加齢によってさらに授かりにくくなってしまう可能性があるのです。
他にも男性が年齢を重ねるほど妊娠までに時間がかかる、流産の可能性が高くなる、遺伝子に異常のある精子が増える、不妊治療の成績が悪くなるなど、加齢と男性の妊娠力の低下を関連づける様々な研究データが報告されています。

働き盛りでストレスや疲労の影響も受けやすい

二人目不妊における男性側の原因を考えた場合、加齢だけでなく、ライフスタイルの問題も挙げられます。二人目を希望する頃の男性はちょうど働き盛りで、仕事によるストレスや疲労もたまりやすい時です。食事時間や睡眠時間などの生活リズムが乱れがち…という方も多いことでしょう。そういったライフスタイルの問題がより一層精子の力を低下させて、二人目不妊というお悩みに繋がることも十二分に考えられます。

二人目不妊の原因が精索静脈瘤であることも

海外では二人目不妊に悩むカップルのうち約70%の男性に精索静脈瘤が見つかったという研究データが複数報告されています。精索静脈瘤は精巣や精巣周辺の静脈に瘤ができることで血流が停滞し、精巣の温度が上昇して、精子の数や質が低下してしまう病気です。精索静脈瘤でも妊娠することはあり、また、グレードが1から3まである進行性の病気ですから、「一人目の時は初期段階でたまたま妊娠に至ったけれども、二人目の時は症状が進んでいて妊娠に繋がらない」というケースも考えられます。
一人目が問題なく授かったから二人目も大丈夫…ではないのは男性も女性も同じです。二人目不妊も一人目の時と同じように、不妊の検査をご夫婦一緒に受ける必要があるでしょう。

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