ED(勃起障害)による男性不妊

男性不妊の原因は大きく分けて4つあります。一つは精子を作る機能の低下によって、精子の数や運動率などに問題が生じているケース。もう一つは、クラミジアなどの病気によって精巣や精のう線に炎症が生じ、精子の運動率が低下しているケース。さらにもう一つは、精子の通り道である精管に問題があって、精子がきちんと運搬されないケース。そして残る一つは、勃起や射精がうまくいかず、性交渉を行うことに困難が生じているケースです。
近年、男性不妊が増えていると言われますが、これは精子の数や運動率に問題があるケースばかりでなく、「性行為が困難である」というケースも多分に含まれています。中でも「ED(勃起障害)」は、“子づくりのプレッシャー”から生じるケースも多く、子どもを希望するご夫婦にとって見過ごせない問題です。
このページでは男性不妊の原因の一つ「ED」について詳しくご紹介します。

EDとは?EDの原因とは?

EDというと「全く勃起しない状態」と捉えられがちですが、実はそうではありません。勃起するまでに時間がかかる、勃起状態を持続できないといった状態もEDの可能性があります。感じ方は人それぞれで自己判断が非常に難しい症状ではありますが、「満足のいく勃起状態を得られているかどうか?さらに、満足のいく性行為がおこなえているかどうか?」がEDを疑う上で判断の目安となるでしょう。
EDの原因は実に様々です。過度の緊張やプレッシャーなど精神的ストレスや疲労に加え、糖尿病や高血圧などの生活習慣病、一部の薬剤もEDの原因になることがあります。

EDの種類と原因
<心因性ED>
精神的ストレスによって引き起こされるEDです。日常生活におけるストレスや疲労、睡眠不足、過去の性行為のトラウマ、コンプレックスなどが原因となって起こります。最近では子づくりのプレッシャーからEDが起こる場合も多く、「排卵日と告げられると勃起しなくなる」「子どもを意識すると萎えてしまう」というケースも見られます。
<器質性ED>
病気や手術の後遺症によって引き起こされるEDです。糖尿病、高血圧、心臓病、高脂血症などの生活習慣病、脳腫瘍、脳出血、パーキンソン病などの神経系疾患のほか、前立腺ガンや直腸ガンなどの手術時の後遺症が原因となって起こることもあります。
<薬剤性ED>
薬剤の中にはEDを引き起こしてしまうものも存在します。中枢神経・末梢神経に作用する薬剤、循環器系に作用する薬剤、消化管に作用する薬剤などが該当します。

EDの治療方法とは?

EDの原因は人それぞれ異なるものの、基本的には薬剤治療がメインとなります。ED治療薬として認知されている「バイアグラ」や「レビトラ」などを服用することになるでしょう。ただし、持病によりED治療薬が服用できない場合は、勃起を助ける注射や補助具により改善を試みることもあります。また、精神的ストレスが原因となっている場合はカウンセリング療法が行われることもあります。
なお、ED治療薬は本来、医師の処方が必要な薬剤です。よくインターネット通販で安く販売されているのを見かけますが、薬効がない偽物であったり、重篤な健康被害を招く危険なものであったりするリスクも大いに潜んでいるので、必ず医師から処方された安心なものを服用するようにしましょう。

EDによる男性不妊を解消するためには

前述の通り、EDは満足に性行為がおこなえない状態であって、イコール不妊症ではありません。ただし、子どもを希望している場合は妊娠への大きな妨げとなり、男性不妊という観点から治療が必要になります。
EDによる男性不妊の治療法としては、薬剤治療に加えて、自慰で射精ができる場合は「人工授精」という選択肢もあります。これはEDの状態や女性の年齢を踏まえた上で選択されることになるでしょう。

ED治療薬による副作用は心配なし

男性不妊治療としてED治療薬を服用する場合、精子への影響や妊娠した際の胎児・母体への副作用を心配する方もいらっしゃることでしょう。しかし、現在のところ、ED治療薬による影響は特に報告されていません。もちろんこれは医師から処方されたED治療薬を正しく利用した場合に限ります。
EDは非常にデリケートなお悩みであるため、病院へ行って診察を受けることに抵抗がある男性も多いと思います。ですが、医師にED治療薬を処方してもらい利用することで大きな効果を得られる場合もあります。思ったより早くに不妊を乗り越えられることもあるかもしれません。お悩みが本当に深刻化してしまう前に、ぜひ勇気を出して病院で相談してみましょう。

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