男性不妊と冷えの関係

本来男性は、熱を作り出す筋肉が女性に比べて多いことから冷え性になりにくいと言われています。ところが近年は、冷房づけの生活環境やたばこ・睡眠不足・ストレス過多などライフスタイルの問題から、冷え性に該当する男性が少なくありません。
よく女性の冷えは不妊を招くといわれますが、これは男性も同じで、冷えにより妊娠力が低下してしまう恐れがあります。子どもを希望している男性は極力体に冷えをためないよう心掛けたいものです。とはいえ、ご自身が冷え性に該当するのかよく分からないという男性も多いことと思います。まずはご自身が冷え性であるかどうかチェックしてみましょう。

実は体の冷えに気づいていないだけかも…「冷え性チェック」

体が冷たい、熱いといった体感には個人差があり、自分が冷え性かどうかはなかなか気づきにくいものです。また、本人は冷えてないと思っていても実は体の深部に冷えが溜まっている「隠れ冷え性」というケースもあります。
以下に冷え性チェックをご用意しましたのでぜひチェックしてみてください。当てはまる項目が一つでもある方は冷え性の可能性があります。また、当てはまる項目が多い方は重度の冷え性である可能性があります。さっそく冷え対策に取り組みましょう。

冷え性チェック

□平熱は36℃以下である
□肩こりや腰痛がある
□目の下にクマができる
□夏場もあまり汗をかかない
□手足が冷たい
□顔色や唇の色が悪い
□下痢になりやすい
□お腹のまわりが冷たい
□手や顔がよくほてる
□低血圧である
□胃腸が弱い方である

冷えが男性の妊娠力を低下させる2つの原因

男性の冷えが妊娠力低下につながると考えられている最大の理由が血行不良による機能低下です。日頃、私たちが食事により摂り入れている栄養は血液の流れに乗って体の各器官に運ばれ、各器官は届けられた栄養を原動力としてそれぞれの働きを発揮しています。そのため血行が悪くなると栄養物がスムーズに運搬されなくなり、各器官の働きも低下してしまうのです。これが妊娠に関わる生殖器官やホルモン分泌器官に生じると妊娠力低下や男性不妊につながることがあります。
また男性の冷えは、ED(勃起障害)に関係しているという説もあります。陰茎部へとつながる血管は細いため、冷えによる血流悪化の影響を非常に受けやすいと考えられているのです。
冷えと男性不妊の関係についてはまだ医学的に明らかになっていない部分も多々ありますが、現在のところ、妊娠を目指す上ではマイナスになることが多いようです。妊活中の男性は本来ある妊娠力を十二分に発揮できるよう、冷えの予防や解消を心掛けましょう。

男性のための冷え対策1「適度な運動習慣をつくる」

冷えを予防・解消する方法は色々ありますが、最もお勧めしたいのが「運動」です。筋肉には血液を送り出すポンプのような役割があります。全身の筋肉を使いポンプをしっかり動かして、血液を勢いよく送り出しましょう。ただし息切れするような激しい運動はNGです。逆に血管を収縮して血行を悪くしてしまう恐れがあります。冷え対策のための運動には、ウォーキングやスイミングのように呼吸を止めずにできる有酸素運動を選びましょう。
なお運動による冷え予防・改善は、続けておこなうことにより初めて効果を得られます。一度や二度、あるいはたまに運動するぐらいでは、血流のよい体を作ることができません。毎日ではなくとも、適度な運動習慣をつくるようにしましょう。

男性のための冷え対策2「体を温めるものを食べる」

体は温かいものを食べれば自然と内から温まります。冷たいものの摂り過ぎに注意し、できるだけ温かい食べ物を摂るようにしましょう。加えて「体を温めるパワーを持った食材」を積極的によるようにするとよいでしょう。例えば、ごぼうや蓮根などの根菜類、生姜やネギ、にんにくなどの香味野菜です。これらの食材は「陽の食材」と呼ばれ、温かな体をつくる作用があるといわれています。
「陽の食材」、反対に体を冷やす「陰の食材」については、漢方・中医学の情報サイトで詳しく紹介されています。ぜひ検索してみてください。

男性のための冷え対策3「冷えを生む生活習慣を改善する」

冷えを予防・解消するためには、体を温める試みだけでなく、冷えを生む原因を取り除くこともとても大切です。タバコ、ストレス過多、睡眠不足、栄養バランスの乱れといった生活習慣の問題は全て血液循環の悪化、および、冷え性につながってしまいます。会社勤めをしている男性にとってやむを得ないこともありますが、できる範囲で改善を試みてみましょう。

男性のための冷え対策4「シャワーではなく湯船につかる」

冬場や冷房のきいた場所で過ごした日など特に体が冷えている時の入浴は、シャワーで済まさず、湯船に浸かるようにしましょう。全身の血行が良くなり、体の深部にたまった冷えを取り除くことができます。
なお体に負担をかけず芯から温めるため、38度前後のぬるめのお湯にゆっくり浸かることをお勧めします。のんびりとした入浴タイムは冷え対策だけでなく、ストレス解消や疲労回復にも効果的です。

妊娠力UPに冷え対策は有効!ただし睾丸を温めるのはNG!

男性も生殖器官が活発に働く血行の良い体を作るため、体を冷やさないようにする工夫は大切です。ただし、精巣や精子は熱に非常に弱く、体温より2、3℃低い温度で最も活発に働くことが分かっています。ですから、下半身、特に精巣付近の温め過ぎには注意しましょう。身につける下着も熱がこもりにくいトランクスタイプや、通気性のよい素材のものがお勧めです。

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